みなさんは住宅営業ときくとどんなイメージがありますか?

めちゃめちゃ稼げる
ノルマがキツそう
離職率が高いってきくし、続かなさそう
こんなイメージがありませんか?
10年以上この住宅業界で営業をしている私がリアルな目線で住宅営業の
仕事についてお伝えしていきます。
この記事を読むと
- 住宅営業の仕事
- 住宅営業の給料
- 住宅営業の悪い面
- 住宅営業の良い面
- 住宅営業をオススメ出来る人
以上の事がわかりますので、
住宅営業に転職を考えている人や住宅営業が自分に合っているか知りたい人はぜひ参考にしてください
住宅営業の仕事内容


集客
まずお客様を集めるところからが営業の仕事となります。
集客仕方には主に次の通りです
ネットでの集客
テレコール
飛び込み
ダイレクトメール
ポスティング
ネットでの集客:主にSUUMOやアットホームなどのポータルサイトへの登録や更新業務。掲載写真の撮影および掲載、物件に対する紹介文の作成です。
検索閲覧数やクリック数など把握され、閲覧極端に少ない物件を担当する場合上司から責任を問われることもある為写真選定やキャッチの文面には最新の注意が必要です。
テレコール:来場したが見込み客とはならなかったお客様に対して電話でのアプローチを行う事です。
現実的には他社で購入していたり、会社名を伝えると「もう掛けてこないで欲しい」と言われることが多いです。
100件掛けて1件アポが取れるかどうかの確率だと思います。
飛び込み:物件周辺のアパートへ突然訪問しお客様を見つけてくる営業手法です。
時代遅れと言われそうですが(私も思います)住宅業界ではいまだに現役の営業手法です。
運がいいと数年に1件くらい成約に結び付く、、、、人もいます。
ダイレクトメール:作成から郵送手続きまで営業が行う会社が多いと思います。会社の規模によってはアウトソーシングしている所もあるかもしれませんが私は自分達で行う会社しか知りません。
ポスティング:チラシの作成からまくのまで自分で行います。
大体1日1,000枚位まきますがその中から来場に結び付く事は
ほぼないです。
手持ち客がいない時期は
飛び込みとポスティングをセットでやらされる事があるのですが、、、これが一番つらく心が折れそうになります。
物件管理
物件の管理の中でも掃除をするのはイメージできると思います。
他にも周囲の住宅の方にお願いし導入用看板の設置や駐車場の手配も営業の仕事です。
契約関連業務
契約を結ぶだけでなく契約書と契約時に説明が義務付けられている「重要事項説明書」のチェックを行います。
この重要事項説明書は宅地建物取引士のみが可能な業務のため、
契約時には有資格者が必ず同席します。
一般的には住宅ローンで購入するため銀行手続き書類の準備や日程調整なども営業が行います。
引き渡し業務
決済日に鍵の受け渡しを行います。
その他にも電気・水道の変更やその他名義変更が必要なものがあれば対応します。
大体以上が一連の業務になります。
住宅営業の給料


結論からいうと給料は少ないです。



でも、20代でも1000万とか年収600万円から!
みたいな求人よくみるけど?
はい、確かにそのような求人はあります。
私も700万位もらう事もありました。
ただこれは給料が多いわけではないんです。
具体的にお話しします。
実際の住宅営業マンの給料
住宅営業の基本給はかなり低いです。
また給料はあまり上がりません。
10年以上働いてきた私の給料も殆ど変化はないです。
新卒とほぼ同じレベルです。
宅地建物取引士を持っていので3万円ほど資格手当が貰え何とか生活できています。
大部分はインセンティブ
ではそんな給料で年収が高くなるのか。
その訳はインセンティブがかなり大きいからです。
会社によって違いますが、
- 利益の1割がインセンティブ
- 1件売るごとに ○○万のインセンティブ
このどちらかの形でインセンティブが貰えること多いです。
売れる営業マンであれば年収1000万や20代で店長も夢ではない業種、それが住宅営業です。
住宅営業の悪い点


10年以上働いてきて思う住宅営業の悪い面は
- 収入が安定しない
- ノルマがきつい
- パワハラが多い
- 集客がきつい
- 休みがない
この5つだと思います
収入に関して:既にお話しした通り、大部分をインセンティブがしめており
安定しません。実力のある営業マンでも成績に波があるため、毎年安定した収入というのは難しいでしょう。
また、住民税は前年度の年収に応じて決まるので売れてた次の年の成績が悪いと税金で苦しむことになります。
ノルマ:大抵の会社で厳しいです。商談やアポがない日が続くと上司から詰められるので無理やりでもアポを取ってくる必要があります。収入にも関わるのですが売らなければ生活できないので必死です。
パワハラ:住宅営業は昔ながらの営業マンが多くゴリゴリの体育会系で上司や先輩に逆らうことは出来ません。
雑用を押し付けられたり、理不尽に怒鳴られたりというのは日常茶飯事ひどいと理由をつけて客を奪われることもあります。
集客:住宅は見込み客を作るのが難しいです。金額が高く、一生に一度の買い物であるため週に一件新規の顧客が取れれば多い方です。
しかも、即効性のある集客法はないため泥臭いポスティングや飛び込みをやらざるをえません。
休みがない:休みがないというと語弊があります。ただ、休みは有るのですがお客様からの連絡は休日関係なく掛かってきます。しかも、遅くまで働いているお客様が相手だと22時や23時に電話があることも。
住宅営業の良いところ


ここまでネガティブな面ばかりを取り上げてきたのでいい面もお伝えしていきます。
- 売れれば1000万以上の年収もある
- 売れていれば何をしていてもいい
- 自分でスケジュールを決められる
- 特別な知識や資格がいらない
- 資格手当が手厚い
まず、繰り返しになるのですが住宅営業は売れるかどうかが全てです。
なので、営業力がある人には天国のような業界もしれません。
詳しく説明していきます。
売れれば年収1000万も夢ではない:これが一番の良いところでしょう。
売れていれば入社1年目でも1000万くらい稼げます、ここまで稼げる業種は殆どないのではないでしょう。
私の先輩では1年目のボーナスで「フランクミュラー」という高級時計を買った方もいました。
売れていれば何をしていもていい:住宅業界では売れている人間が正義なので売っていればある程度の事は許され。遅刻しようが居眠りしようが売っていれば全てOKなのがこの業界です。
自分でスケジュールを決められる:平日の動きは営業マンの自由なので。スケジュールは自分で決められます。売れていないと流石に何かしないと不味いですが、普通に売れてれば基本何をしていても文句を言われることがないので気楽です。
住宅営業には特別な知識や資格がいらない:「建築の知識とかいらないの?」と思われるかもしれませんが正直なくても売れます。なぜならお客様は家を見に来ているのであって、建築の勉強をしに来ているのでは無いからです。
そのため住宅営業で売っていくために何か特別な勉強をしないと出来ないなんてことはありませんので安心して下さい。
私の知っているトップセールスマンは資格も知識もなくトーク力のみで売りまくっていました。
資格手当が手厚い:宅建業者は従業員数に応じた人数の宅地建物取引士を置かないといけないのと、重要事項説明に資格が必要なので資格手当は手厚いです。私は資格手当で月3万円貰っています。
資格だけで3万はかなり多い方だと思います。
以上が私の感じる住宅営業の良いところです。
住宅営業をオススメ出来る人
ここまでの内容を読んで分かる通り、住宅営業はかなりきついし大変な仕事です。
ブラックな会社も多いため、転職先として選ぶのであれば相当な覚悟が必要です。
10年この業界にいる私が思う住宅営業に向いている人の特徴をお伝えしたいと思います。
これに該当したら住宅営業に転職するのもいいかもしれません
- とにかく稼ぎたいという強い意志がある
- 高いコミュ力がある
- 打たれ強さがある
この3つを持っている人はむいています。
稼ぎたいという意思:これが一番大事です、むしろこれだけでも良いです。
稼ぎたい気持ちが強いならこの住宅営業の理不尽に打ち勝つことが出来るはずです。
高いコミ力:お客様の本音を聞き出し最適な提案をするためには、高いコミュ力が求められます。人と話すことが好きが向いています。
打たれ強さ:住宅営業は売れない時期も多く理不尽な事も数多くある職場なので結果が出るまで諦めない打たれ強さも大事な特徴だと思まいます。
いかがですかあなたは当てはまりますか?
当てはまった場合はどの会社を選ぶかを考えた方がいいかもしれません。
不動産専門のエージェントなら適性を見ていい会社を紹介してくれるかもしれません。
本気で住宅営業に転職したいのであれば話だけでもきいてみるのも良いかもしれないですね。
当てはまらない人で転職を考えている人は、住宅営業はやめた方がいいので
他の業種を探しましょう。他にも良い業種はたくさんあります。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は住宅営業がどんな仕事をしているかや住宅営業の良い面・悪い面。
住宅営業が向いている人をお伝えしてきました。
正直住宅営業が向いている人はかなりレアですから私はあえて住宅営業に転職するのはオススメしません。
それよりは自分に合った仕事は何か調べてみる方が良いかと思います。



じゃあ、自分に合う仕事ってどうやって調べるの?
無料の適職診断など受けてみるのが良いんじゃないでしょうか。
転職エージェントなどをみてみると無料でどんな業種が向いているか診断してくれます。
「今の仕事あってないかも」と思われる人は、無料ですし1度調べてみるのもいいのかなと。
リンクを貼っておくので、適性診断をして自分にあう仕事を確認してはどうでしょう。
業界最大級の求人数と豊富な非公開求人!/DODAエージェントサービス今回の記事が住宅営業を考えている人の参考になっていれば嬉しいです。
他にも不動産関連の記事を書いていますのでそちらもどうぞ。

